WEBイベントに参加・設営するときにはいろいろな画像を作る必要があります。
主に文字書きや活動初心者で画像編集ソフト持ってない人向けの「pictSQUAREのお品書き」とか「OperationVR-EXTRAのテーブルクロス・ポスター」の画像を無料ツールで作る話(一部以前のpictSQUAREの記事から再掲)。
ごちゃっとした記事ではありますが、なにかお役に立てば幸いです。
かんたんに作れるお品書き(+サークルカット) 作成ツールについて
自分で画像を作るツールを紹介する前に、まずはかんたんツールのご紹介。
デザインはある程度限定されますが、かんたんに作りたいかたはお品書き作成ツールをどうぞ。
pictSQUARE(ピクトスクエア)などで使える「お品書き」ジェネレーター・テンプレートのメモ
WEBイベント用に作成する画像のサイズ
pictSQUARE公式でのお品書きの公式推奨サイズは「ヨコ500px × タテ1000px」
【メモ】pictSQUAREのPNG画像はPNG-24/32の透過情報ありで作成(PNG-8の透過情報なしで作って黒く表示された事例アリ)。
OperationVR-EXTRAのテーブルクロスは「1spの場合 横512px、縦685px
2spの場合 横1024px、縦685px」、ポスターは「横364px、縦512px」
【メモ】PNGはインターレース無し /「インターレース」オプションのチェックをオフ、で作成(「インターレース」オプション付きで書き出したPNGを登録するとエラーになった事例アリ)
【参考】12/11~13のシステム障害のご報告 https://operationvr.fanbox.cc/posts/3127112
OperationVR: サークル出展用データ作成サイズ一覧
敷布テクスチャの規格
1spの場合 横512px、縦685px
2spの場合 横1024px、縦685px
透過なしフルカラーPNGポスターテクスチャの規格
横364px、縦512px
透過なしフルカラーPNGサークルカット
横512x、縦512px 透過なしPNG
2022/9月、サークルカットに関して制限を改修。以降も画像系の改修予定あり。
【おしらせ】昼のメンテにて、サークルカットの制限を緩和しました。
・JPG、長方形可
・縦横2048pxまで登録可能
・サーバにて512px四方にリサイズ・マージン追加
動作に不具合がありましたらお知らせください。 #OPVR_EX— OperationVR-EXTRA情報局 (@ExOpvr) September 12, 2022
まずは画像の下地作成
ポスターもテーブルクロスも背景が真っ白だと寂しい!というわけで、下地の絵柄を用意します。
時間がない・シンプルでいい人向け バナー工房でシンプルな下地を作成
個人的にはこちらが一番何も考えずに必要な画像が作れると思います。
WEBブラウザ上で操作し、アカウントを作る必要もないため、今すぐ簡単な画像を作りたい人にオススメです。
最大サイズは2000px、容量制限は10MBまでなので、WEB用の画像作成専用のツールです。保存形式はPNG (設置ツールでjpgとgifに変換可能)。
オンラインで画像加工と編集ができるWEBアプリです!
「バナー工房」は、登録・インストール不要の誰でも簡単に画像を編集できるWebアプリ(全て無料のフリーソフト)です。
https://www.bannerkoubou.com/
作りたい画像のサイズを入力して、色を選択して、ボタンポチー(画像生成)、自分のPCやスマホに保存!、で完成。作者さんありがとうございます!
作れる画像は「単色」「水玉」「ストライプ」「集中線(放射ストライプ)」「グラデーション」「グリッド(方眼)」「黒板」です。
このツールでは背景画像作成以外に文字入れも行えるので、背景制作後にそのまま文字入れに移行できます。
ツールの使い方については「バナー工房(web画像編集サービス)のつかいかた」の記事をご参照ください。
時間がある人向け・pixiv、booth、フリー画像素材サイトなどで好きな柄の画像素材をお借りする
「素材」「テクスチャ」「シームレス」他の検索単語で何かしら見つけられると思います。
(新刊に合わせて「海」「星空」「和風」などの単語でさがしてみてもよし)
素材利用時は利用規約をご確認ください。
テーブルクロス柄に使いやすそうな素材をたくさん作られている作家さんをご紹介リンク
くろま様 https://www.pixiv.net/users/4702770/artworks
金で手間と時間を買ってもいい人向け オンラインツールcanvaとかFotorなどの有料素材を利用
先述のものより高性能なオンラインの画像編集ソフト2種を紹介します。WEBブラウザ上で操作、要アカウント取得です。
canvaの導入・使い方は以前の記事「サークルカットと画像店舗を作る」をご参照ください。Fotorは検索すれば使い方講座が出てきます。
有料コンテンツもありますが、基本的には無料で操作することができるので、どんな素材があるか、イメージ通りのものが作れるか試す事ができます。
PNG、JPG、GIF、PDF(印刷原稿)での出力が可能。
こちらのツールは印刷用の大きなデータを作ることが出来ます。
(canvaは入稿用データ制作が可能。Fotorは調べた時点では上限値がcanvaより小さかったですが印刷データを作ること自体はできるはずです。最大サイズは利用する際に最新情報をご確認ください)
canvaやFotorは他所で調達しなくても、ソフト内で予め用意された素材を使えます。canvaには無料素材も用意されています。
どちらのツールも無料で触ることができるので、使い勝手やどんな素材があるのか確かめてみてください。
先に挙げたものよりもっと高性能なソフトが必要で、操作が自分に合うか、ほしい素材があるかで何を使うかを決めればいいと思います。
canvaはPC版とスマートフォン版がありますが、PC版のほうが性能がいいようです。
操作方法はソフト名で検索すると色々出てきます。
canva https://www.canva.com/ja_jp/
基本無料、有料画像素材を使う場合は有料プランに登録要。
fotor https://www.fotor.com/jp/
他人に見せる画像を制作する場合は有料プラン登録必須。中国語フォントが多彩。
※以前「ブログで紹介してくれよ!」というメールが来たためいろいろ調べて、その際に「有料プランでないとwebイベント用の画像は作成できない」のを問い合わせ確認済
画像に文字を入れよう!
OperationVR-EXTRAのテーブルクロスは柄だけでも問題ないですが、「pictSQUAREのお品書き」とか「OperationVR-EXTRAのポスター」はサークル情報の文字入れが必須です。
SS名刺メーカーを利用
OperationVR情報局(公式)様が、文字入れについての記事を公開されました。オンラインツールの「SS名刺メーカー」「かんたん表紙メーカー」と「PEKO STEPオンラインイメージエディター」を使います。
詳しい手順はOperationVR情報局様の紹介記事をご確認ください。
SS名刺メーカーで簡単設営|OperationVR情報局|pixivFANBOX https://t.co/7qgczOJfE1 小説サークルでも簡単にカッコいい画像が作れる、あのSSメーカーで設営できます! #OPVR_EX
— OperationVR-EXTRA情報局 (@ExOpvr) February 5, 2022
SS名刺メーカー 公開中のツール一覧 https://sscard.monokakitools.net/
PEKO STEPオンラインイメージエディター https://www.peko-step.com/tool/imageeditor.html
バナー工房
作った画像だけでなく、アップロードした画像に文字を乗せることもできるので、pixiv等で取得した素材に文字入れすることも出来ます。
詳細は別記事「バナー工房(web画像編集サービス)のつかいかた」にて。
canvaの文字入れ操作
canvaの使い方についてはこちら。「サークルカットと画像店舗を作る」でもご紹介した記事です。
Canvaで自分好みのサークルカットをつくる
この記事の主なターゲットは「グラフィック編集ソフトとか持ってない」「いつもサークルカット自動生成機能に頼ってたけど、自力で作りたい・作らなくてはいけなくなった」方向けです。
こちらはpictSQUARE用の「サークルカット」「お品書き」の作り方の記事です。
画像のサイズはpictSQUARE用ですが、ソフト操作については共通なのでご一読ください。
この記事は最近ピクスクって流行っててサークル参加したいけどサークルカットとかお品書きとかよく分からないなぁ……という方の背中をそっと押せればいいな的なアレです。
他にも無料版アリの画像編集ソフトは、インストール形式のibisPaint(スマホアプリ)や、MediBang Paint(PC、タブレット、スマートフォン)、FireAlpaca(パソコン用)、GIMP(パソコン用。スマホ用もあるそうですがLinuxのエミュレーター上で動かすようです)、などがあります。
本格的に画像編集できたほうがいい人はこちらのインストールソフトの導入もご検討ください。
どのソフトもユーザーが多いため講座も色々ある、はず。
まとめ
他の方がご紹介されているツールばかりで新しい内容も特になくて恐縮ですが、当記事がwebイベント参加のお役に立てば幸いです。
今回の記事は「WEBイベント参加時に必要な告知画像(webサイズ)」の作り方でしたが、続けて同人誌の本文(印刷可能な高解像度データ)を作ってみたい人はこちらへどうぞ。
「ツイッター・Pixiv等で書いた 文字 原稿がある」「絵を描いたので物理本を作ってみたいけどWEB上でしか発表したことがなくて本の体裁の整え方がわからない」という状態で、それを印刷冊子状態に持っていくための編集・データ作成ツールの話です。(まずは手始めの無料ツール紹介)
当記事と内容がかぶっていますが、お時間有りましたらこちらもどうぞ。
以前公開したpictSQUARE専用の記事です。
他のwebイベントに参加する際は、記事内の画像の数値を参加するシステムに合わせて変更してください。