コシャリ用の後がけソースは2種類あって、酢ソースの「ダッア」と、辛い唐辛子ソースの「シャッタ」があります。
この辛ソース「シャッタ」は店ごとに千差万別で、唐辛子粉を溶いただけのものから、数種類の材料を合わせたものまであって、酢ソース「ダッア」と同じく固定レシピはありません。
唐辛子の他にコリアンダー(パクチー/香菜)を使ったりします。
シャッタはコシャリ専用の調味料というわけではなく、シャワルマサンド(エジプトのケバブサンド)にかけたりもします。
よく食べられている食事で辛いものを摂取する理由ですが、こういった事情があるようです。
エジプトの夏を乗り切る
いつの間にか汗をかいて乾いているエジプトの夏では、汗によって水分と塩分が失われてしまいます。
●唐辛子・フィルフィル・シャッタ・ホットソースを多めに摂取する。
唐辛子には発汗・血行増進作用があり、汗をかくということは身体の熱を放出するということでもあります。
シャッタは絶対後がけ?
シャッタは「唐辛子」ベースの辛ソースです。チリソースやタバスコを代用で使う場合もあります。
また辛ソースを後がけでなく、最初から辛い味をトマトソースに付けておくレシピもあります。
お店では自分で調節できるように後がけソースを使うが、自宅では最初から好きに味付けして出すので後がけソースは付けないのが一般的とも言われています。
シャッタのレシピに定型はありませんが、バリエーションの1つとして紹介します。
基本的には「辛い香辛料」と「酢」などを混ぜ合わせて作るようです。
家庭で手軽にできるエジプト料理のレシピ
シャッタ
コシャリにかける辛いソースです。
トマトペースト 大さじ1豆のゆで汁 2分の1カップ
お酢またはレモン汁 大さじ1
カイエンペッパーまたはレッドペッパー
※ハリーサ(手に入れば、お好みで)
※HARISSA (ハリサ、ハリッサ、アリッサなど)
チュニジアでよく使われる唐辛子ベースの香辛料ペースト。とても辛い。
外国産も通販や輸入食品店で購入できますが、最近では日本のメーカーも出し始めているようです。
2017/4月時点ではTVで紹介されて品薄中とのこと。