以前から気になっていた、池袋文化会館(サンシャインシティに隣接)の古代オリエント博物館。ナイト講座「古代シュメール農業と土地測量」に行ってきました!
なおこちらのナイト講座(2017年度分)は18/3月開催の今回で終了。2018年度も予算が(文化庁から)降りそうなので開催予定だそうです。気になる方は古代オリエント博物館のHPをご確認ください。
文化会館7Fの古代オリエント博物館ですが、サンシャインシティの隣なので建物自体へのアクセスは良好なのですが、文化会館7階への行き方がかなり隠し扉なので、頑張ってたどり着いてください…(東池袋駅側の端にあるエレベーターに乗らなくてはいけない)
アルパ地下1Fのトイザらスの向かいあたりに、わかりにくいエレベーターがあるのでそれに乗ってください。
1Fか屋上広場から文化会館側に行けばそこそこ分かりやすいのですが、そもそも「文化会館」自体が分からないという可能性が…。
そのへんはさておき、講座のお話。
今回は数字(土地の面積と収量)が刻まれた粘土板の話。
古代メソポタミアには「長さ」と「面積」と「収量」の単位があり、この面積の土地からはこの分の収量がある、という基本概念があった。
(この間色々な話)
ところが、石版に刻まれていた土地は収量が基本単位(最盛期)の半分ほどまで落ち込んでいた。
だがそれでも「1粒→15倍」だったので、1700年代のイギリス(小説「ロビンソン漂流記」の中の記述、1粒→10倍で大豊作)に比べたら十分な収量があった(しかし当時のメソポタミアの人口を支えるのには不十分だった?)。
収量が落ちていた原因は石版にはなかったが、近代の同地域の調査結果(塩害による収量の減少)が原因ではないかと推察した。
といったような、土地の測量記録(数字か並んだ)石版から古代の農業を読み解くという内容の講座でした。
大変に面白かったです。
[わかったこと]
*面積計算等の計算術があった。これは後の時代の数学につながっていく
*国内共通の「面積単位」がこの時代からあった(ただし測量方法は現時点では分かっていない)
*メソポアミアの作物は大麦98%(小麦は塩害に弱い)
(*オリエント博物館の展示から、共通の重さの単位もあったようだ。ただそれをどうやって揃えていたか等は説明無し)
あと、これ。
『アサシン クリード オリジンズ』「ディスカバリーツアー」が池袋「古代オリエント博物館」で体験可能に!
2月20日より国内でも配信が開始された『アサシン クリード オリジンズ』「ディスカバリーツアー」モード。ゲーム内世界を自由に観光できる、新たな試みとして注目を集める本モードですが、その体験プレイが東京池袋にオープンしている「古代オリエント博物館」にて可能となる特別イベントが期間限定開催です。
前から気になっていたのでありがたく試遊させてもらいました(ツアーの説明遮って操作説明してくる鷲にむしるぞオラァ!!と思いつつ)
試遊時間内に一部項目しか見られなかったのですが、古代エジプトのパンとビールの話をざっくり見てきました。
内容メモ(記憶だよりなので不正確)
*古代のパンはかまど、無ければ熱い砂で焼いていた。
*現在残っている(パンの?)レシピはクレオパトラの時代から300年後の錬金術師のもの(これについてはよく分からなくて、文字として、材料含めた詳細レシピが残っているのは、という意味なのかな?とこの後調べる機会あったら調べたい項目)
*当時のビールは糊のような状態(分離していたわけではない?)
などなど。パンとビールについてのツアーは項目がたくさんあったのですが、操作にいっぱいいっぱいで内容が頭からスーッと……。
エジプトの油についての項目では油の種類など。
家畜の項目では食べ物用じゃない家畜の説明がメイン。
ワインについても結構長かった気がする。ちょっと高級な人だと葡萄園を持っていてぶどうの樹を育てていたという話をしていた気がする。
豆類の話を知りたかったけど見られた範囲内では扱ってなかったと思う。