エジプトでは米は野菜の扱いなためか、日本のように白米単品として食べることは少ないようです。
そもそも日本のお米のように甘みがあったりもっちりした米ではないので、日本の白米のつもりで考えるとズレが生じるのかもしれません。
野菜や肉の中に米を詰めて煮る、マフシーという料理があります。ある程度加熱して味をつけたご飯を野菜に詰めて煮る、という作り方なので、日本のイカ飯のような発想の料理なのだと思います。
そういった文化なので、コシャリの下のライスも実は白米ではなく「ロズ ビ シャーレイヤ」(米 (in) 焼き細パスタ)という「炒めて焦がしたパスタ炊き込み飯」を使っています。
パスタを炒める油のサムナ(澄ましバター)がハイカロリーらしいですが、パサパサで甘みがない米と炊き込むのだと丁度いいのかも…。炒めたあとキッチンペーパーで油を切って米と合わせて鍋で煮ます。
※レシピによっては白米に後からパスタを混ぜ込んだりしているので絶対炒める訳ではないです。
下は「ロズ ビ シャーレイヤ」の作り方動画です。
(パスタの名前はバーミセリ。名称揺れに関してはマカロニの項目を参照)
Egyptian Rice and Vermicelli الرز المصري بالشعرية
クックパッドでもパスタご飯を紹介している方がいらっしゃいます。他にもパスタ抜きで米の一部を炒めて炊くご飯もあるようです。
エジプト ライスその2
[…] 最初に書いた記事—>エジプトの米(ロズ)の炊き方 […]