ターメイヤの主な材料はそらまめ、クミンなど、古くからエジブトで栽培されている作物です。そのため古代から食べられていたと考えられています。古くからあった発酵パンと共に食べられていたのか、今と同じような食べ方だったのか、興味はつきません。
そんなターメイヤのレシピを紹介している本の一部をご紹介します。
ファラオのレシピ―古代エジプトの料理ブック
この本でターメイヤは下記のように説明されています。
ターメイヤはソラ豆のコロッケ風の総菜で、最も伝統的なエジプト料理のひとつに数えられる。古代エジプト人のもっとも純粋な子孫と言われるコプト教徒が好んで食べる料理でもある。
乾燥そらまめ、たまねぎ、ニンニク、コリアンダー、クミン、タバスコ、塩、コショウ、ベーキングパウダーで作るレシピが載っています。
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上記2冊のターメイヤのレシピについては豆類協会HPの配布資料に掲載の内容とほぼ同じ内容
レシピはネフェルティティ東京のオーナー河本イマドさん。
豆類協会の配布レシピには乾燥そらまめの場合と、生・冷凍そらまめの場合の分量が記載されています。
コリアンダー(生とパウダー)、たまねぎ、ニンニク、クミン、塩、小麦粉を使うレシピです。
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冷凍の茹でそらまめを使うレシピ。パセリ、ニンニク、卵、小麦粉、パン粉、クミン、コリアンダー、塩を使います。
おいしい中東 オリエントグルメ旅 (双葉文庫)
※この本はリンク先にて読みたい項目のみ電子書籍を購入することができます
生のそらまめを茹でてたねを作るレシピ。ツナギは卵とパン粉。香味野菜はニンニク・パセリ・たまねぎ・香菜。クミンパウダーとカイエンペッパーで味付けします。
カイエンペッパーが入っているので辛く出来上がります。
国際理解にやくだつ NHK地球たべもの大百科〈10〉エジプト 豆料理
「ファラーフェル」の名前ですが、そらまめを使ったレシピが掲載されています。乾燥そらまめ・たまねぎ・にら・にんにく・コリアンダーシード・塩・コショウで作ります。
料理指導はゴマ・アハマドさん(渋谷のカフェレストラン「アラビア」でシェフを努めた)です。
エキゾチックなパン―エジプト、トルコ、イスラエル、チュニジア、中国、インドなどの珍しいパンのかずかず (マイライフシリーズ特集版)
パンのレシピ以外に、パンに合う料理のレシピも多数掲載されています。
乾燥そらまめ、たまねぎ、パセリ、香辛料、卵、薄力粉、ベーキングパウダーを使います。表面に小麦粉をまぶして揚げるレシピ。
生そらまめを使う場合も記載されています。
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※ターメイヤと紹介されていますが、肉を使うのを考えるとチキン シャミ ケバブ「shami kabab」という少し違う料理かもしれません。これはこれで異国情緒漂う料理なので、ソラマメが余ったらこちらも作ってみると楽しいかも。
ソラマメ・ニラ・ニンニク・塩・コショウ・コリアンダー・ゴマの他に鶏ひき肉・卵・小麦粉・オリーブ油を使います。
ニンニク・鶏ひき肉・ニラを油で炒め味付けしたものと、茹でたソラマメのペーストを、卵と合わせ平たく成形し、表面に小麦粉とゴマをまぶして揚げます。
肉・卵を使うのと、揚げる前にツナギの卵以外すべて加熱するのが特徴的なレシピ。日本のコロッケに近い作り方です。