pictSQUAREのイベントに出よう!とサークル申し込み案内を読んでみたものの、サークル活動っぽいことをはじめたばかりで画像編集ソフトがない!けれど、サークルカットとお品書きと店舗画像を作りたい!!という人にオンラインツールと解説をご紹介してサークルカットやお品書きで画像を作成してもらう記事。ついでにpictSQUARE店舗画像も作成。
この記事はpictSQUARE上のオンラインイベント参加を想定しての話をメインに書いていますが、他イベント参加に関しても共通のノウハウが含まれていますので、宜しければご一読ください。
カットの作り方(実作業)の詳しい話はリンク先の記事を読んでください。
おすすめの作成順番
pictSQUAREのイベントでは、申し込み時点でも当日イベント中でも、サークルカット・お品書き・店舗データはUPや差し替え可能です。(※ただし反映までにタイムラグがあります)
それだけにどの作業を優先させるか分からなくなることも。
というわけで参考で優先順位を付けましたが、気が向いたりアイディアが出たら順番関わらずバーっと作ってしまうのがおすすめです。
1.サークルカット
申し込み前後に出来上がっていると、閲覧者のサークルチェックがはかどります
2.お品書き
開始前、前日ぐらいまでには掲示しておきたい(せめて既刊だけでも)
最悪当日開始時間までにアップ
3.店舗画像
原稿の息抜きにチマチマ作って当日開始時間までにセット
直前まで放置するとめんどくさくなるのでまずは素材や店舗メーカーをお借りして仮設営をUPしておくと最後で助かります
最悪飾り付けなしでも画像メーカー製でも頒布自体は可能なので、優先順位としては低くていいと思います(でもカスタマイズすると楽しい部分なのは確か)
フリーウェアで必要な画像を作ろう
フリーウェアの画像編集ツールは数多くありますが、今回はCanvaをメインで紹介します。
ツールは色々あるので先に記事を最後まで読んで、その後どれにするか決めればいいと思います。
無料デザインツール Canva(キャンバ)
【PC】グラフィックデザインを無料で簡単作成 https://www.canva.com/ja_jp/
※インストール不要
【Google Play】Canva -ポスター、チラシ、フライヤー、名刺やサムネイルを簡単に制作できるデザイン作成アプリ
【App Store】Canva-名刺,ロゴ,チラシ,サムネイル,ポスター作成
その他のツール
フリーの画像編集ツールは色々あるのですが、どのツールもそれぞれ使いやすい部分があるので、自分の手持ちの環境に合うものを探してください。
FireAlpaca(ファイア アルパカ)
フリー ペイントツール(Mac/Windows 両対応)
MediBang Paint(メディバンペイント)
PC、タブレット、スマートフォンに対応
GIMP
無料で高機能な画像編集・処理ソフト(寄付歓迎)。Windows、Mac。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/gimp/
フォトコンバイン
画像にリサイズ/切り抜き/文字入れ などの加工処理を行うことができるオンライン画像編集ツール。
基本的には「元画像がある状態から加工」なので、作成済みカットやフリーの素材が手元にあるのが前提。
https://photocombine.net/edit/
Canvaで サークルカット・お品書き の作成
紹介する記事ではWEBイベント「エアオキニ」様のサークルカット作成を例に解説しています。
今回は記事内の数値をpictSQUARE用(またはご参加のイベント用)のカットサイズに変更して作成すればokです。
pictSQUARE用のサークルカットサイズは公式HPでは「
(推奨は500pxだが、表示時点でタテヨコどちらか1辺が1000pxに拡大/縮小されるらしい)
お品書きの推奨サイズは「ヨコ500px × タテ1000px」のタテ長となっていますが、タテの長さは1000以下でもだいじょうぶです。
頒布物が1種類で長さが余る場合はタテ400px(ヨコ長)など、各自好きなサイズ、自分で見やすいと思うサイズで作ってください。
Canvaの準備 オンラインツールのアカウント作成
ネット印刷通販のバンフーオンラインショップより。無料版のCanvaのアカウント作成、設定からデータの作り方まで、一通り説明されています。
バンフーのインサツコラム|ネット印刷通販 バンフーオンラインショップ
無料版のCanvaで印刷データをつくる!
https://www.vanfu.co.jp/column/design-software/canva-print.html
こちらの記事では、バンフーの記事では紹介されていなかった機能について説明がされています。応用編としてどうぞ。
無料デザインツール「Canva」を徹底解説!デザイン未経験でも、秒速でクリエイティブに
「サークルカット」の作り方
サークルカット作成解説記事です。
pictSQUARE用のサークルカットサイズは公式HPでは「500px × 500px」が推奨されています。
Canvaで自分好みのサークルカットをつくる
この記事の主なターゲットは「グラフィック編集ソフトとか持ってない」「いつもサークルカット自動生成機能に頼ってたけど、自力で作りたい・作らなくてはいけなくなった」方向けです。
※コミックシティ等のオンライン申込にはカット自動作成機能があるので今までは作らなくても大丈夫だった。
pictSQUERのサークルリストの仕様
pictSQUERイベントページの「サークル一覧」で表示されるサークルカット画像では、「左上」にスペースナンバーがかぶさって表示されます。(クリックして拡大表示される時には外れます)
一覧画面での表示が気になる場合、左上には隠れると困る情報(サークル名とか新刊の文字とか)は入れないように作ってください。
「お品書き」の作り方
こちらはお品書きの作り方の解説記事です。
公式でのお品書きの推奨サイズは「ヨコ500px × タテ1000px」のタテ長となっています
【同人イベント】Canvaでお品書きを作る
こちらの記事では見本として横長の画像を作成しています。
お品書きの素材・デザイン参考
Pixivではお品書きテンプレート素材をUPしてくださっているかたが沢山いらっしゃいます。その中から一部をご紹介します。
ツールの操作はわかったけど、お品書きを作ったことが無くて、何を書けばいいの? どこから手を付けていいかわからない!?、というかたはまずは素材をお借りする、デザインを参考にするところからはじめてみてください。
pictSQUARE用の縦に細長い素材はありませんが、編集ソフトで余分を切ったりしてうまく整えてください。
いろいろな素材があるので好みのものを探してみてください。
おしながき用背景素材 hana様
おしながき用背景素材 hana様
【フリー素材】お品書きフリー素材 同人誌をつくる様
お品書き用素材1 Rincle様
和風の同人お品書きテンプレート ぽんいちろう様
以上、サークルカットとお品書きについてでした。
この項目で紹介したサークルカット・お品書き作成の解説は清水様の作成された記事です。他の記事は下記リンクからどうぞ。
note https://note.com/shimizuakila
twitter https://twitter.com/shimizuakila
次はカスタマイズ店舗についての話です。
店舗画像をつくる
こちらはpictSQUARE特有の作業、店舗画像のカスタマイズです。
基本的に、店舗用の正方形画像を制作する方法は上記サークルカットと同じです。以下は店舗を作る時の考え方のヒントを並べています。
店舗画像の場合は設置後に上にかぶさる固定パーツが複数あるため、それらを避けて避けてデザインするのがポイントです。
◆店舗画像の上には「縮小サークルカット・サークル名・本 or 水晶玉・メッセージボード」が置かれます。
◆表示するときには自動縮小されるので、正方形であれば大きく作っても大丈夫です(ファイルサイズ上限には注意)。
◆原寸で作る場合は、224pixel×224pixelで作ってください。(ドット素材1マス 32×32)
◆PNG、JPG、GIFのみ。10MBまで(2020.11月時点の仕様)
◆店舗画像にアニメーションGIFは使えません(20.11月時点では無理)
こちらの「pictSQUARE店舗外観テンプレ.zip – Google ドライブ」では、上に乗るアイテムのガイドレイヤーが収録されています。
上の画像作って遊ぶついでに店舗外観のテンプレPSDファイル作ったので、置いておきますね。ご自由にお使いください。
すでにいくつか配布されているみたいなので今更ですが……。pictSQUARE店舗外観テンプレ.zip – Google ドライブhttps://t.co/Hv5Ao3MdDJ pic.twitter.com/GlTSi9zjNa
— ぴぽ (@pipohi) August 15, 2020
店舗デザインの方向性
pictSQUARE店舗画像を作る時の方向性は大別すると「頒布物アピールのポスターとして考える」と、「店舗を作って自サークルの世界観を表現する」に分かれます。
【注意】店舗画像・サークルカットに工口画像の利用はお控えくださいというか禁止
Canvaで作る場合は「頒布物アピールのポスターとして使う」寄りになるのかなと思います。ポスター的に画像ベタ貼りして文字入れるほうが制作時間としては早いし、情報もわかりやすいです。ただし面白みはうすくなります。
しかし、世界観重視しすぎてガッツリデザインしつつ文字やアピールを省くと「何を売ってるかわからなくて、それはそれでスルーされやすい」ということに。
「デザイン」「世界観」と「頒布物アピール(文字情報など)」をいい塩梅に組み合わせて、素敵な店舗を作ってください。
画像は何かがぶち壊し感漂う店舗(直前の夜中に超特急で作るとこうなる)。

ありがたい店舗メーカー + ありがたいフリー素材組み合わせ
人様の店舗デザインを拝見するのが好きなのですが、のぼりに「からあげ」と書いて即売会ホール型店舗に飾っていたサークルさんは好感度がうなぎのぼりでした。
のぼり素材はこちらからどうぞ
pictSQUARE(ピクトスクエア)用の店舗外観用素材を配布してくださっているかたのメモ
ドット素材で店舗を作る場合
今回メインで説明しているCanvaだとドット素材をどこまで扱えるかはわからないのですが、参考でこちらの記事へどうぞ。
便利なオンライン支援ツール 店舗メーカー
上記の見本店舗は既存の「店舗メーカー」で生成した画像をベースにして作っています。(床や壁をいじっています)。
※「メーカーで制作した画像を加工(書き足しなど)し、SNSまたは個人サイトで公開する」はOKな店舗メーカーの画像です。改変NGのメーカーもあるので都度ご確認ください。
店舗の画像を組み合わせて作れるメーカー
Picrew|つくってあそべる画像メーカー
Picrewを利用して、pictSQUARE用の店舗外観(並びにアバター)をある程度自由に作成できる画像メーカーが公開されています。興味のある方は探してみてください。ツイッターで検索すれば出てくると思います。
具体的に紹介したかったのですが、
「不可 アフィリエイトサイトで当メーカーについて紹介すること(Togetterなどもなるべくやめて下さい) 」
と規定を明記していたり、連絡先がわからなかったり、公開後しばらくしてから使用規定が変更・追記されたり、基本的にはpictSQUARE外だとツイッター上でのツイートのみを想定している作者さんが多いようです。
それに加え、日々新しいメーカーが増えているため、実際に検索していただいたほうがいいと考え、当記事では直接の紹介は控えます。ご自身で検索して探してみてください。
※当ブログは書籍や食材紹介の為にAmazonアフィリエイトリンクを使用しています。使わないと書影や商品画像が無断拝借になってしまうのです…
こういうアレ↓
バターチキンカレー・スパイスミックス [4人分]
オススメスパイスセットなので見本ついでに貼っときますね!!
カレー数種とチャイスパイスセットがあります。(おいしい・寄付つき・郵送なので送料安い)
追加カスタマイズ
上記の店舗作成ツールや店舗外観素材(完成済店舗)をお借りすれば短時間で店舗の準備ができます。
オリジナル店舗にしたいけど時間がないという人はこれでOK。
しかしツールで作った画像そのままだと、店舗外観を見ただけでは「何を置いている店か」が分かりづらいこともしばしば。
リアル即売会の卓上でノーポスター・ノーお品書き(加えて絵がない表紙)と一緒です。
通りすがりの人に気軽に入ってほしいですし、見る側もランダムアクセスできるのが「即売会」の一番の特徴です。
pictSQUAREのこの「オリジナルの画像も使える店舗システム」の最大の特徴は、そういうランダムアクセスを誘発できる部分だと思っています。
話がズレましたが、道行く人にふらっと覗いてほしい。そのためにこの記事最初の方の画像加工ツールなどを使って、店舗外観に「説明の文字」「表紙絵」などを入れていきます。店舗画像メーカーによっては文字をある程度自分で入れられるものもあります。
※店舗素材や店舗画像作成ツールによっては加工禁止の場合もあるので、規定は都度ご確認ください
文字情報や絵を配置する場所は「POPスタンド」「壁(ポスターや横断幕)」「床」「フキダシ型」「ゲームのセリフウィンドゥ型」などがあります。(記事最下段の素材まとめにドットフォントの紹介有)
その際のデザインは他色々なイベントを見て回って他のサークルさんのやり方を参考にするのが一番わかり易いです。
店舗画像は小さいので情報量には限界があります。
とはいえ「新刊」「無配」「ジャンル」「カップリング」等の情報は可能な範囲で入れておいたほうが!(可能ならR18情報と、店舗の撮影の可否なども)
「頒布物情報を追加する」以外に「推し関係アイテムを配置する」「ドットで作った推しを置く」「店内を色変更して推し色に」など、ちょっとしたカスタマイズは色々できるので、時間に余裕があるようでしたら店舗外観もいじってみてください(沼)。
最後にこちら。
【素材まとめ】店舗カスタマイズ・ドット素材を配布してくださっているかたのメモ(店舗外観)
https://min.togetter.com/fKfNKyT
まとめ内ツイートは許可を取ってお借りしております。