昔の料理 調べたこと

[メモ]ローブ古典叢書(ローブ・クラシカルライブラリー)

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大カトーの「農業論」について、プルス(粥)のレシピを調べていると、材料の記述が異なる本があったため、元にした参考文献を調べていたら、片方の本で参照していたのが「The Loeb Classical Library」。

というわけで覚書メモです。

 

ローブ・クラシカルライブラリー (The Loeb Classical Library; [loub],ローブ古典文庫,ローブ古典叢書) は、ハーヴァード大学出版局から現在は刊行されているギリシア語、ラテン語の古典的な文献のシリーズである。

ギリシア・ローマの古典の主要なものを収録する。収録する文献は豊富で、英語との対訳もあって広く普及しているシリーズである。オリジナルと英語訳の対照になっており、誰もが古典にふれることができるように考えられたものである。シリーズは古代の必読の古典と、14世紀にわたる抒情詩、叙事詩、悲劇、哲学、古典的な雄弁の記録を網羅し、中世の教父たちの著作までを収める。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ローブ・クラシカルライブラリ

 

 The Loeb Classical Library 450 vols.

(1910~)ローブ James Loeb(1867~1933)刊。アメリカの銀行家で社会事業にも貢献したローブの資金によって発刊された西洋古典の対訳双書。現在最もひろく読まれて おり,その収める範囲は非常に広く,第2次大戦前刊行のものを重刷するとともに,毎年新しいものを数巻加えて,すでに当初の予定の400巻を越えている。

またテキストに,原則として新しい平易な英訳を対照させて,一般の読者には親しみやすいがしかし,そのテキストはトイブナー版などによるものであり,また 英訳もそのできばえは巻によってさまざまである。

これに比べると,フランス・ルネサンスの古典学者ビュデ Guillaume Bude(1468~1540)の名をつけた後援団体にちなんで,ふつう<ビュデ古典双書> Collection Budeと呼ばれる<フランス大学双書> Collection des Universites de Franceは,いっそう学問的であって,テキストの批判的校訂も,またそれに対照させているフランス語訳も,ともにすぐれている(各巻とも,対訳版のほ かに,テキストのみのもの,仏訳のみのものも出ている)。

http://www.lib.ynu.ac.jp/KANPOU/1-2/S52COL.html

 

これも版によって訳が異なるとかあるみたいなので、参考文献リストに版とか発行年とか記載されていたら分かりやすかったんだけど、流石に遡れないので今回はメモのみ。

大学図書館等の教育機関では電子書籍版の購読契約をしていたりするらしいので、気になる人はそちらを当たってみてもいいかも(個人契約版もあるそうです)。

デジタル版ローブ古典叢書The Digital Loeb Classical Libraryは、大学等教育機関向けに、買切契約、年間購読契約でご提供する法人向けサービスです。

現代に蘇るギリシャ・ローマ古典:デジタル版ローブ古典叢書

 

 

カトーの「農業論」はまるっと日本語訳された本はないらしいので、研究者さんはこういった資料を参照しているみたいです。

翻訳本だけでなくもっと詳しく知りたい!と興味のある人はこちらのデータベースから英訳・ギリシャ語版を参照してみてください。

 

 

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