エイシ(ポケットパン) エジプト料理 パン

「エイシ」はどんなパン?

投稿日:2017-06-05 更新日:

野菜とターメイヤ、または肉料理などをを詰め込んでいただくエジプトのポケットブレッド(中が中空のパン)が「 Eish/Aish/Ish エイシ (ァエイシ) 」という名前で呼ばれています。

英語で検索する時は Egyptian Flatbread (Aish Baladi) などで探すと良いようです。

 

日本でよく出されるピタパンと同じなのか名前だけ違うのか調べてみたところ、使う小麦粉や、水分量などが異なっていました。ピタパンよりもっと焼き上がり生地が薄いもののようです。

アラブのホブスと同じものと紹介されることもありますが、厳密に言うと違う小麦粉、違う製法で作られています。

 

※画像はイメージです

 

主な特徴

リーン系(粉・イースト・塩・水などの基本材料から作る油分の少ないプレーンなパン)

全粒粉(グラハム粉)を使う、特に表面に打ち粉としてふすま部分を使う

生地は水分量が多く流れるように柔らかいため打ち粉を多めに使う

二次発酵(レシピによっては三次発酵)まで行う

内部に空洞ができるので半分に切るとポケット状になっている

 

日清製粉グループHP 「小麦粉百科」より

普通の小麦粉はふすま(表皮)や胚芽をのぞいて製粉しますが、小麦の粒をまるごと挽いたのが全粒粉です。ミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。

http://www.nisshin.com/entertainment/encyclopedia/flour_02.html

 

 

パンの基本大図鑑

生地は水分量が多く、流れるように柔らかいためグラハム粉を打ち粉にしてカードですくい取った形のまま焼き上げます。現地ではうちわの骨組みだけのような専用のへらを使ってオーブンに入れます。

その様子を見られる動画があったので貼り付けておきます。インターネットってすごいなあ!

 

日本ではエジプト料理店(六本木のネフェルティティ東京など)でエイシを食べることができます。

 

 

最後に、日清製粉グルーブの小麦粉百科より「小麦粉の歴史・文化」の項目を貼っておきます。

古代エジプトのパンの成り立ちが紹介されてします。

パンの誕生

http://www.nisshin.com/entertainment/encyclopedia/flour_04.html

 

 

 

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