調べたこと

[メモ]アルゴー船の物語、アスクレピオス関係の本のメモ(古典文学)

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アルゴー船の物語の本、アスクレピオス関係の本の自分用のメモ(古典文学)です。

読み切れていないのでとりあえず本と自分メモを羅列した状態です。

なにか見つけたら追加・修正すると思います。

 

 

 

アルゴー船の出てくる本のメモ(古典文学)

wikiなどから「アルゴナウタイを描いた古典文学」の項目を羅列します。各書誌の詳細な説明はwikiにてご確認ください。

おそらく下記以外にも断片的に残っているものや、別の歴史資料が有るのではと思われます。

 

 

 

[メモ] 本ごとのメンバーリスト

主だったアルゴー船の物語の乗船メンバーリスト(英語の研究ページ)

機械翻訳に通すだけでもだいたい分かると思います。

http://www.argonauts-book.com/argonauts.html

 

上記のイアソン/アルゴー船の神話研究ウェブサイトの書籍版?

Kindle版(値段と自動翻訳のしやすさを考えるとKindleの方がいいかと)

書籍版

 

 

 

 

 

オデュッセイア

ホメーロスの叙事詩。紀元前8世紀ごろ成立。アルゴナウタイについて言及した作品としては、現存する最古のもの。(言及はしているが、これ単独でアルゴー船の物語の全容がわかる訳ではない)

※古代ギリシアの「ポリス(都市国家)」そして「文字」が成立した時期が紀元前8世紀頃と考えられている。

ギリシア文字によるはっきりとした記録が確認されるのは紀元前8世紀以降である。

※岩波のオデュッセイアは旧版と新版で訳者と内容が異なる

※少年文庫版は再話(わかりやすいように再編集)された版の訳。この本は時系列に沿って話の順番が入れ替わっているらしい

 

※青空文庫版は土井晩翠訳版(作業中)

 

 

 

 

 

 

祝勝歌

ピンダロス(紀元前522年/紀元前518年 – 紀元前442年/紀元前438年)の作。

「ピュティア第三歌」ケイロンがアスクレピオスを育てた話。アスクレピオスの生誕の話。その後、謝礼の金の為に死者を蘇らせたためゼウスの稲妻に殺された話。

「ネメア第三歌」ケイロンに育てられた子供の名前でイアソン、アスクレピオスが挙がっている。

「ピュティア第四歌」でアルゴー船の物語を扱っている。

 

※アスクレピオスが謝礼の金のために蘇らせたため稲妻に打たれて死んだ話は教訓話のためこの結末なのか、元々がそういう話だったのか、どうなんだろう?エピダウロス等の医療聖域に死にそうな人が入れないのは人が蘇ることで殺されるのを防ぐためという意味合いがあるらしいけど、そういう話とも関係があるのだろうか?

※アスクレピオスはアルゴー船の船員として名前は挙がっていなかったが、ケイローンやイアソン絡みでアルゴー船の神話の一部だった?

 

ネットで内容をざっくり知りたい人はこちら。画面下の方のPDFファイルで論文が読めます(祝勝歌で謳われた神話の要約と教訓が紹介されています)。

ピンダロスの頌詩における神話・伝説と競技との関係

https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/handle/10291/8138

 

[祝勝歌の役割についてメモ]

典礼神話学序説 : ピンダロスと「勝利の歌」の射程

https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=49151&item_no=1&page_id=13&block_id=83

古代ギリシアにおける神話・伝説の創造と機能

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/135480

 

 

 

 

 

 

アルゴナウティカ

https://ja.wikipedia.org/wiki/アルゴナウティカ

アルゴナウティカ』(Ἀργοναυτικά / Argonautika)は、紀元前3世紀にロドスのアポローニオスによって書かれた叙事詩。ヘレニズム時代の叙事詩では、唯一現存しているものである。

 

ロードスのアポロニウス

The Argonautica
Apollonius of Rhodes
3rd c. BCE
translated with an introduction by R. C. Seaton (1912)

 

日本語訳:アルゴナウティカ (西洋古典叢書)

 

 

 

 

 

 

Fabulae(ギリシャ神話集)

ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス(紀元前64年頃~紀元17年頃)の『ギリシャ神話集』。

ギリシア古典文学が日本語に訳された本で、アルゴー船の乗組員にアスクレピオスの名前がある本はこちらです 。

 

ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス

The Fabulae
Hyginus
1st century CE
trans. Jason Colavito (2011)

 

日本語訳:ギリシャ神話集 (講談社学術文庫)

 

 

 

 

 

『ビブリオテーケー』(邦題『ギリシア神話』)

アポロドーロス(1世紀から2世紀の人と推定されている)による。古代ギリシアの伝承を網羅的に集めたもの。

 

アポロドロス

The Library of Apollodorus
Book I, Ch. 9
c. 2nd century CE
translated by Sir James George Frazer (1921)

 

日本語訳:ギリシア神話 (岩波文庫)

 

 

 

The Argonautica

ガイウス・ウァレリウス・フラックス(日本語訳:無し?)

The Argonautica
Gaius Valerius Flaccus
c. 90 CE
translated by H. G. Blomfield (1916)

 

 

 

 

Ioannis Tzetzae Antehomerica

ツェツェース (John Tzetzes)

100人乗っても大丈夫なアルゴー船はおそらくこれ(多分日本語訳はないと思われる)

Tzetzes, Letters 1851 edition at Google Books

 

 

 

 

THE ORPHIC ARGONAUTICA

アルゴナウティカ・オルフィカ (日本語訳:無し?)

オルフェスが語るアルゴー船の物語。

THE ORPHIC ARGONAUTICA
Pseudo-Orpheus
4th c. CE or later
translated by Jason Colavito (2011)

 

「オルフェウス版 アルゴナウティカ」英訳版(だと思う多分)

 

olleyolley(@olleyolley3)様の紹介ツイートをお借りしました

 

 

 

 

 

メモ

この本(呉茂一さん訳)でもアスクレピオス先生がアルゴー船に乗っています。特定の底本からというよりは、いろいろな本から諸説集めて編纂したのだと思います。アスクレピオスの項目は上巻、アルゴー船の物語は下巻。

 

 

 

 

 

 

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エジプトめしについて調べていたらなんだか項目がたくさんになったのでブログにしました。
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