小麦粉タイプのキュケオーンのレシピを紹介している「古代ギリシア・ローマの料理とレシピ」(日本語翻訳版)は2002/7月に発行された本です。
これを書いている時点で2018年なので、ざっくり言っていまから16年前の本です。なかなか古いな!
で、この本がそもそも翻訳本なので、そのオリジナルはいつの本?というと「The Classical Cookbook」Amazonのデータによると1996/9/5(ハードカバー版)に発行された本のようです。これがオリジナルなのかもっと前に出ている本があるのかはわかりません。が、とりあえず22年前の本のようです。しかも今日は9/5なので偶然にもぴったりですびっくりです。
ハードカバーと、ペーパーバック(紙質が丈夫ではないもの、文庫版みたいな感じ)のものがあります。1996/6/1に出たというバージョンはどういうものなのだろう…?(出版元が違うみたいだけど、よくわからないのでとりあえずメモ)
上記の英語本には日本語のレビューが3件ついています。長文でしっかりと書かれているレビューなので興味のある方はリンク先へどうぞ。
こちらは2012年に出た新装版「The Classical Cookbook. Andrew Dalby and Sally Grainger」
こちらはペーパーバックのみのようです。
「古代ギリシア・ローマの料理とレシピ」(日本語翻訳版)と合わせて読むと料理英語力が高まるかも?
というわけで、ざっくり言って小麦粉タイプのキュケオーンのレシピが世に出たのは1996年ということで、恐らく22年(以上)前に推測されたもの、ということがわかりました。これ以前にも同様のレシピがあったのか気になりつつも、古いし英語本だし自分が辿れるのはこの辺までです。
岩波文庫の新版のオデッセイア(松平千秋訳)は1994/09/16発行です。この版ではキュケオーンの材料を「小麦粉」と訳していたのは他項目での説明の通りです。
この頃は小麦粉説が有力だったのでしょうか、興味はつきません。
いつものGoogle Booksプレビュー
The Classical Cookbook – Andrew Dalby, Sally Grainger – Google Books
あとなんかよく分からないけどなんかあった
The Classical CookBook-http://www.projethomere.com